

となりのチキン?フィリピン人女性とオンライン英会話
オンライン英会話にもだいぶ慣れてきた。
最初はホントにルームに入るボタンを押す時に心臓がバクバクだった。
未知の世界だったので最初はどうなるのかと不安になったが、一度レッスンを受けてしまえば、緊張は多少するものの、そこまでの抵抗はなくなった。
さて、今回もいつもどおりフィリピンの女性を選んだ。
前回も書いた通り、女性の方が声が聞き取りやすいからだ。あとフィリピン人以外の講師の方は少しお高いので基本的にフィリピン人講師一択だ。
あと特に見た目や年齢は気にしない。評価が悪くなければOK。
ルームに入ると、写真と見た目があまり変わらない方が待っていた。
講師の人たちのプロフィール写真に加工はされているように見えないが、実際にオンライン越しに会うと、イメージとだいぶ違うことも多いので今回は写真そのままっていう感じだった。
軽く挨拶をしてレッスンを始めようとした時、講師の方が何かを言っている。
「チキン」がどうのこうとの。
ニワトリの鳴き声がするので、「あぁ、そのことか」と思った。
そう、僕のマンションにはニワトリがいる。
オーナーがマンションの駐車場でニワトリを飼っているのだ。
それも1匹や2匹じゃない。数えた事はないけど10羽くらいはいるんじゃないだろうか。
「このマンションは動物を飼うのは禁止なんだけどなー」と思いつつも、これもまぁ、オーナーの特権かと特に気にしていない。朝、コケコケ鳴くくらいなので。
だから「チキンが鳴いてますねー」と英語で返そうと思ったが、何か違和感がある。
そう、僕はヘッドセットを付けている。
そして今はお昼すぎなので、ニワトリ達が泣く時間ではない!
そう、この鳴き声は向こうから聞こえて来ていたのだ。
だからなんか、あたふたした感じでしゃべっていたのか。
フィリピンではニワトリを自宅で飼うのが一般的なんだと思い、「あなたのチキンですか?」(Your chiken?)と聞くと、さらにあたふたして何か言っている。
「neighbor」という単語が聞き取れたので、隣人が飼っているとなりのチキンだということが分かった。
田舎じゃなければ隣の家からニワトリの鳴き声など、日本で聞こえてくることなどそうそうないので、「フィリピンではニワトリが身近にいる環境で生活しているのか」と思ってしまうところだったが、自分もニワトリが身近すぎて、なんの違和感もなかった。
むしろ妙な環境に住んでいるのは僕の方だろう。
マンションにふつう、ニワトリはいない。
普通の人にとってはどうでもいいことだが、この当たり前のことを改めて思い出させてくれた。
あと、もう一つ今回のレッスンで分かったことがある。
英語では飼っているニワトリも、食べるニワトリも「チキン」と言うことだ。
これは日本人としてはちょっと衝撃だ。
生きているニワトリをチキンと呼ぶのは、動物園で動物を見て「あのお肉美味しそうだね」と言っているようなものだからだ。
日本人が普段なにげなく使っている英語は、英語圏の人たちが使っている英語とは使い方が違うのだなと思うと、やはり言語を学ぶのはおもしろい。