カリスマ講師、関正生

カリスマ講師、関正生

大学の受験生だった人なら、おそらく誰もが知っている関正生先生。
英語界のカリスマ講師だ。

英語のブログを書いている以上、彼の話は外せないだろう。
なぜなら僕はもう10年以上も彼のファンで、有名な冠詞の“a”と“the”の使い分け方法で魅了されてしまった内の一人だ。

例えば“a pen”なのか、それとも“the pen”なのか?
その答えはこれだ。

せ〜のっ!でみんなが指させるのが“the”、指させないのが“a”

共通認識できるか、できないかで使い分けるということ。これだけだ。
目の前に1本のペンがあれば、指せるので“the pen”。
どこかにあるペンであれば、指せないので“a pen”。

他にも、太陽や月なら「どの太陽?どの月?」なんてなることはないので、“the sun”や“the moon”だけど、無数にある星の内の一つであれば特定できないので“a star”になる。(もちろん夜空に星一つしか出ていないなら“the star”)

英語も勉強も全然だった僕にはそんな基本的なことすら気にしていなかったが、たったこれだけで英語の世界が一気に広がった感覚があったことを覚えている。

おいおい10年もファンだったのに英語できるようになってねーじゃん。そう思うだろう。
僕もそう思った。

でも英語の勉強以前に、勉強の方法自体を僕が知らなかったのが原因だ。
さらに英語を修得する目的がないので、関先生の本を何度か読んだり、先生が講師を務めるスタディサプリの動画を見て分かったような気になり、そして満足して終わる。その繰り返しだった。

そう結局、憧れる先生だけではダメなのだ。

僕は過去に何かの資格を取ったときは就職のためという目的があったし、Webエンジニアという職業もプログラミングが好きで専門書を漫画のように読み、コードを楽しく書きまくったからなれたのだ。

効率のいい勉強法は知らなかったが、継続する理由があると自然とインプットとアプトプットを習慣的に行うようになっていたので基本的な勉強方法にはなっていた。

勉強やスポーツの色々な分野にカリスマ的指導者がいて、そこに不満を漏らす人も多くいる。
関先生にもいわゆるアンチがいて、この記事を見ていたら大いに喜ぶだろう。やっぱりだめじゃんと。

だけど何度も挫折したはずの英語のやり直しをしようと思った時に、自分に強い味方がいるという安心感はハンパなく、何度も英語の世界に引き戻してくれた。
一度、諦めたものを再びやり直すのは人にとって相当な試練だろう。おそらく僕は一人では無理だった。

受験はしたことはないが、関先生から学んだ多くの受験生たちも僕と同じように恩恵を受けたのは、講義内容だけではないのではないだろうか。そう思う。

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