挫折英語-過去問だけ解け続ける

【挫折英語】その2 – 過去問だけを解き続ける

1度目の英語学習の挫折から数年後、TOEICのテストを受けようと思った。
目標は600点以上。いきなり高目標を掲げてしまった。勉強ができない無知の故の恐ろしさだ。

最初に行ったのは過去問を解いたことだ。点数は200点台だっただろうか。
これは今の自分のレベルを測るために必要なことなので、取り組んだこととしては間違ってはいなかっただろう。

だが僕の問題行動はここからだ。
また過去問を解いたのだ。同じ問題を。

そしてまた解く・・・。さらに解き続ける。

そう。勉強方法を知らない人間は、とりあえず勉強っぽい何かをやってればいいのだと思ってしまう。そうすれば、いずれは知らぬ間に自分の知識になっていると。

本来、過去問や問題集を解く目的の一つは、勉強で得た知識がどれだけ身になっているかを確認するためだ。だが勉強を知らない僕にそんな頭はない。勉強が嫌いな人間にとって知識を身につける作業など、嫌いな食べ物が最初から視界に入らないのと同じだ。(言われるまでステーキの皿に野菜が残っていることに気づかないことがしばしばあった)

インプットなどせず、ただひたすら問題を解く。そんな感じで知らないことをアウトプットし続けようとするという意味不明な行動をとり続けてしまったのだ。

確かにこれだけでも点数は上がっていったが、同じ問題を解いているのだから当たり前のことだ。そして違う問題を解くと点数が下がり、モチベーションも下がる。

そんなことを繰り返して結局、全然身にならない!と一人でプリプリし始め、TOEIC試験を受けることなく2度目の英語のやり直しも失敗に終わった。

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