

絶望再び、英検準2級・二次試験 パート1
いよいよ本日、二次試験。
2ヶ月の努力が報われるのか、今日で決まる。
昨日は知人の結婚式があり、2次会にも参加したので朝起きた時のコンディションを心配していたが、頭はスッキリしている。いつも通りの朝だ。
試験会場は結婚式場からわずか徒歩数分という距離だったので迷うこともなく、すんなり到着した。
すでに遠目で分かるくらい、人が並んでいる。
一次試験は郊外の大学だったので敷地も広かったが、今回は大阪の中心部にある専門学校だったので、並んでいる人たちは狭い歩道にはみ出して、お行儀良く並んでいた。
相変わらず中学生くらいの子供達が多いが、前回よりもさすがに小学生は少ない。
でもアウェイ感はあまり変わっていないが。。。
開場時間になり、係の人に誘導され列をなして入り口に入っていく。
国際外語の専門学校なので、狭いホールの壁にはTOEIC800点台や900点台を取得した学生たちの名前が書かれており、ここに入学すればそのレベルになれるのか、入ろうかなー、と軽く誘惑されてしまった。
正面で職員であろうおば様方が待っており、受験票や身分証の確認の後、袋を渡された。
何これ?と思ったが、スマホの電源を切ってその袋に入れるようにとのこと。さらにそれを今からずっと首からぶら下げておくようにと。
一次試験よりも、スマホに対する警戒が強い気がする。
エレベーターで待機する部屋まで行くと、ほぼ満席。
受験する子達とお母さんらしき付き添いが一人。
一番後ろの席に着き、見渡すとこの部屋、結構狭い。
机の間隔も狭いので、後ろの席じゃなかったらぼちぼちの圧迫感があるんじゃないかと思う。
普段、学生たちはこの部屋で勉強しているのかと思うと、ちょっと自分は毎日この部屋で勉強するのは嫌だなと思った。
受験者カードに受験番号などを記入し、ぼーと待っている時に男の子が後ろの席の子に、「何年?」と話しかけていた。
何年生かは聞き取れなかったが、明らかに小学生だった。
質問した男の子は「オレ、中3なのに君はすごいね」的な反応をして軽く驚いていたが、僕は驚くよりも先に「小学生と同じステージにいる!やばい!」というあせりの気持ちが先立って来た。
そんな時はいつも、大人より優れた子供も、大人が尊敬できる子供もいくらでもいる!と自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせるようにしていたが、さすがに目の前にそんな優秀な子供がいると、軽く劣等感に襲われてしまう。
さて、クラスの部屋ごとに案内がされ始めたようで、自分たちのクラスの番になり、違うフロアに移動するため、みんなエレベーターに並んだ。
ここの学生らしきスタッフの子がインカム(無線)でやりとりしながら、エレベーターに受験者を乗せたり、止めたりしている。
1対1で試験が行われるから、一気には移動させられないのだろう。
エレベーターを上がると、正面から見える廊下に4部屋ほどあり、各部屋の前で待機している受験生が3人くらいと、スタッフの子が座っている。
案内された部屋の前の椅子に座り壁を見ると、この学校の生徒たちの写真がたくさん貼ってある。
きれいな格好で満面の笑顔。
それもそのはず。写真の横には「◯◯内定!」といった大手航空会社に就職が決まったことが書かれており、専門学校からも有名な大きな会社に就職していく学生たちがいるんだなと感心した。
別に専門学生が大学生に劣るとか思っていたわけではなく、自分が中卒なので専門学生にどういう進路があり、どのようなキャリアパスを作っていくのかあまり想像したことがなかったからだ。
この会ったことのない子たちががんばっているんだから、自分もがんばらねばと思った。(もしかしたら横にいるスタッフかもしれないが)
部屋は目の前なので、わずかに試験官と受験生の声が聞こえてくる。
ただ微かすぎて何を言っているかまでは分からない。
試験室から順番に受験生たちが出てくるが、ニヤケ顔で出てくる子もいれば、無表情で出てくる子もいる。
それらが良かったのか悪かったのかは表情からは分からない。
・・・待っている時に気づいたことがある。
試験室に入ろうとする子たちがノックをした後に「May I come in〜!?」と言い、部屋の中にいる試験官が大きな声で英語で入っていいよ、と言ってから入っていく。
そう、二次試験対策はほとんど問題に費やしたので、試験の流れはさらっと見ただけで、この待機からの入室の流れはまったく記憶にない。
子供達は塾とかできっとリハーサルを行っているので、その辺は慣れたものだろう。
だが独学の僕には想定外で、試験直前の緊張もあり、頭の中では「それ言うの!?言わなくてもいいの!?どっち?」が繰り返されていた。しかし順番は近づいてくる。
よく考えれば、まだ試験が始まっていない段階なので、試験の採点に関係ないだろうという結論に至った。だが心配性の僕は、みんなが言っているのだから一応言っておこう作戦をとることにした。
そして僕の一つ前にいた女の子が緊張の面持ちで部屋に入り、緊張の面持ちで部屋を出てきた。
僕の番だ。
コン、コン、
「メイアイ カムイン〜〜〜!?」